ババ抜き

ババ抜きほど怖いゲームはないよな。しかも人生がかかったとなると。



なんてことはない。今の経済の話です。


証券なんてものも、債権なんてものも、すべて信用で値段がついてるわけで、その信用が無くなれば、価値はなくなるのです。ようするに全て借金なわけですから。まあ、ほんまに今のお金というものがどういう流れをしてるのか、いくらそういう本を読んでもわからへん。おそらく証券会社の人でも全体像をつかめてる人はいないんじゃないやろうかと思うくらい。まあ、自分のお金にしか興味がないんやろうし、そんなことはどうでもいいんやろうけど。

一応好景気といわれているこの時代を支えてるのは、要するにバブルなんだから、発展への確信もしくは未来への期待に値段がついてるのです。値段が自分たちに還元されないのが分かれば、みなさん手を引くわけで、まだお金もうけが出来るとみなが信じている限り、儲けは出せるといえるのでしょうか。

昔は、自分が持っている時に、株価が下がり始めないことを祈りつつ、ひたすら次の人にババを引いてもらうのを待ってたのだろう。

ただし、今の時代はリスクの分散がかなり進んでいるんで、すでに誰がリスクを抱えてるのかも分からない状態のなのかもしれない。ということは株価が下がって信用収縮が起れば、自分がリスクをこうむらない可能性はないとも言える。全体が沈んでしまえば、自分だけが残るということが不可能なくらいリスクが分散されているのだから。

じゃあどうするか


嘘でも株・債権が下がらないことを信じるしかないんだろう。

すでに全員が泥舟に乗ってしまった後なんだから。


完全に何に金をかけるべきなのか、わからなくなってるんだろうな。
何が正しいとはいえないけど。


そういえば、金を持ったらダメになるって言ってた音楽家がおったな。

もち賛成やね。