身体表現に挑戦!?

3連休を利用して、日野晃ワークショップという身体表現の塾?に参加してきました。



日野武道研究所公式HP
日野晃Wikipedia

近々、ワークショップというよりグループワークの企画をするので、参考になればというくらいの軽い気持ちで参加しました。

・・・が、軽い気持ちなどとは言ってられないほど、キツいかつ経験になる塾でした。

当日は身体塾と、表現塾での二部構成になっていまして、
身体塾では、武道家の本質の凄さを見せつけられたのち、簡単な動作に見えて、ものすごく辛い動き(動きの本質を知れば簡単だけど、分かってない人には辛いだけ)をすることになり、一方の表現塾では、「お前の言葉はまったく伝わらない」と罵られるという正直、久々のキツい一日になりました。

ただし、その分だけ、得るものはあったと思います。

身体塾では、頭が理解する体のことは、体の中のほんの一部だけであり、私たちが理解し、考えている以上のことを体は知っているということを教えて戴きました。表現塾では、理性というものは感情を制御するためのもので、現代では感情を発露する機会がないために、人間性が失われているということを教わりました。

頭でっかちな私には痛い言葉です。

身体塾での内容は、今まで本で読んで、ずっと憧れていた武道家甲野善紀氏に近い部分もあり、(HPに載っている抜刀のシーンなどそっくりだった)古武道の魅力、いや本質的な凄さに触れることが出来、感無量の一時でした。そして、自分が知ってる自分の小ささ。そして体を通して伝わってくる情報の多さに気がつかされました。
表現塾の内容はデカルトの「cogito ergo sum(我思う故に我あり)」の意味に近い気がします。ただし、一番重要な感情が足りてないということを強く実感しました。感情表現が足りてない現代の若者の一人として、これから鍛えていきたいです。

自分の身体を感じる(Feel)、そして、その感覚をつなげ(Connect)、
からだを自分のものにします。
そして、他人を感じ(Feel)、他人とコミュニケーションを取れるように
する(Contact)。

からだ にしろ、人とのかかわりにしろ、そこでのキーワードはこの
「相手を・からだを感じる」 です。
自分の思う自分ではなく、他人から見た自分、そして、他人を思うの
ではなく、他人を感じられる自分作りです。
ダンサーやアクター、スポーツ選手の方達、その他クリエイティブな
お仕事の方、直接人と接する医者・看護士・教師他のお仕事を
お持ちの人、もちろん、主婦やOLの方達も参加されています。

日野晃さんのエッセンスはHPにも多く載っています。ですが、本質を体験するにはワークショップで見て、感じるしかないでしょう。貴重な経験をさせてもらいました。


ワークショップを通じて、以前から目標としていた、「開かれた自分」「変わる自分」の大切さを強く実感しました。
もっと取り繕わない人間になりたいです。